おそらく年内最後のポストになるので今日は仕事について書こうと思います。
先日インスタグラムのストーリーでこんなポストをしました。
きっかけはとある美容師さんのラジオ。
それを聞いてなんの気無しにポストしたストーリーが思った以上に反響があって、同期や後輩美容師だけでなく美容業界の先輩からも有り難いお言葉をいただきました。
そんな中で後輩美容師からもっと書いて欲しいと言われたり、その思いを発信してほしいと言われたので書いていきたいと思います。ありがとう。
今、世の中にはたくさんの美容室があってたくさんの美容師がいます。それぞれのカタチがあってそれぞれの正解がある。けれど美容師を辞めてしまう若い人も多いのが現実です。その中で自分はどんな思いでこの仕事をしているのか。なぜしているのか。どんなモチベーション作りをしているのか。若手美容師さんに向けて書いてみたいと思います。
こういうのは本来成功者が書くものだけど、まだまだ未熟な自分だからこそ、若くして苦労をして悩んでいる若手美容師さんの気持ちがわかるのかなと思います。
学生時代に美容師という世界を見た時には、派手でエキサイティングでエキセントリックな華々しい世界。なんて思ったこともありました。
いざ美容業界に足を踏み入れてみたら、地味で地道ことの方が多いし、体力勝負だし。給料安いし休み無いし。超体育会系だし。
しかしその反面、ヒットしている先輩美容師は給料袋立つんじゃないか(手渡しでは無いけど)くらいの人がゴロゴロいました。そしてヒットしている美容師さん達は華々しい生活をしていました。
その姿に憧れてツラい時しんどい時は同期達とお酒を飲み愚痴を言い合い、お金が無いときには先輩美容師を捕まえて仕事の相談をしてご馳走になり、服は友達とトレードしたりとコミュニケーション能力だけで乗り切ってきました。
こーゆーのは今は流行らないですねw
そんな私も実は新卒で入った美容室をすぐに辞め、秋までフリーターをしていました。
ほぼ一緒に辞めた同期2人と毎日のように一緒にいたり、自分一人で今後の人生について考えたり。
1年目の秋にヒステリアに入って今16年目。
もちろん今までも今も悩みはあります。
そんな時に悩みや挫折、気持ちが折れそうになった時に自分がどう向き合うか。
最初の離職の時には向き合わないで逃げることを選びました。自分にとってはその選択はもう2度としたくない選択。
その後20代の時にはストレスをお酒に頼ったり、仕事以外の趣味に楽しみを見つけたりしました。
けどどうもスッキリしない。
仕事以外で楽しい時間を過ごせば過ごすほど逆に仕事がツラく感じる。
自分が出した答えは結局、仕事を楽しむしかないんだと思いました。
なのでまずは原因となる部分と向き合うことが必要でした。対人関係なのか。忙しさなのか。プレッシャーなのか。自分に原因は無いのか。ツラい原因はなんなのか。
次にツラくなる原因をツラくなくするにはどうしたら良いか。
対人関係ならその人を超えてしまえば良い。
その為に自分が何の力をつけるべきか。
忙しさなら仕事の質とタスク処理を見直せば良い。
10分後、30分後、1h後、2h後に自分が何を終えて何をしていなければいけないかシュミレーションすれば良い。
技術なら練習の質を見直せば良い。
プレッシャーならそのプレッシャーは何から来るのか知れば良い。プレッシャーってのはほぼ必ず自分の弱いところ、隠しているところ、触れられたくないところが原因になる。
つまり、どんなツラいことも大抵自分が変われば変えられる。
環境が悪いんじゃない。まだ君が環境を変えれないだけなんだ。
それと同時に、この仕事には楽しいことが溢れている。
髪を切ったお客様が喜んでくれた。
自分の話でお客様が笑ってくれた。
お客様が自分のことを褒めてくれた。
お友達を紹介してくれた。
シャンプーを褒められた。
カラーが綺麗に染まった。
お店を綺麗にした。
お店を綺麗に回した。
それで先輩が楽しそうに仕事していた。
先輩が褒めてくれた。
難しい仕事を綺麗に仕上げた。
予約が入った。
後輩が出来た。
後輩がスタイリストになった。
店でかかった曲が良かった。
お気に入りの服でサロンに立った。
めちゃ忙しかった。
仕事終わりのビールが美味かった。
小さいけれど書ききれないくらいの楽しさが溢れているのにそれを見えなくしているのは数える程度のツラいこと。
世の中にはどんなことでも楽しいこと、ツラいことがあります。
ツラいことは自分が変われば変えられる。
ただ自分が変わるには、日常の中の楽しいことを見逃さないこと。
嬉しいことに美容師って仕事は楽しいことの方が多いんです。
強いて言えばさらに楽しくするにはこんな話をアツく語れる先輩でも同期でも後輩でも、パートナーでも。そんな人がいたらもっと楽しくなりますよ(^^)
飲みのお誘いは歓迎します! 笑
光を見るか、影を見るか。
あなた次第ですよ★